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2012年10月19日

私的な長文 其の弐

ciaoです

前回からの続きといきませう

そのエルブジ、そのDVDでのスタッフ達の表情がとてもリアルで引き込まれてしまいます。

イタリアに居た時の同じ様な緊張感を思い出しました。

イタリアでの一年目のトスカーナの店Il Colombaio(前回でも書いた店)でのシェフは、グルメの街パルマ出身で本当に気まぐれなシェフでおまけに神経質でキレ体質。
俺は料理を愛している、結婚もしているとワケ分かんない事いつも言ってましたが、料理に関しては天才、もしくは変態だと思う。
食材をとことん突き詰めて自分の解釈をしっかりと打ち出す。そして皿の上に強烈な個性で表現する。
いままでこんなシェフにあった事が無く衝撃的でした。
日本では見た事無い鳥を羽をむしったり、山に行ってキノコてんこ盛り採ってきて辞書見ながらコレは食べれるコレは毒キノコだ。なんてこっちもヒヤヒヤで(何しろ見た事無いキノコ)試食時なんて変なとろみが出てるのとかあって絶対に先に食べなかった 笑

そんなシェフが言い出す事は理解に難しく一から教えてもらった。知ってる事も知らないと言って馬鹿にされながらも絶対にこの人の料理哲学を学ぼうと思った。 よく怒らして厨房から走って出て行かれた事もあった。
天才と呼ばれる人の周りは本当に大変だと思う、言動、行動が普通ではない。

映画の中でのシェフアドリアに対するスタッフ達の対応やフォローの仕方が共感出来た、と共に羨ましく思えた。

本気でこの人の料理に惚れたと思わせてくれるカリスマシェフと一緒に仕事ができるのは素晴らしい事だ

今店を構えた身としてはもうこうして料理を教えてくれる人が居ない訳だ

でも自分の料理を思う存分表現出来るという事だ


だからイタリアへ行くのも自分の中ではとても自然な事

研修資金も馬鹿にはならないがそれ以上の身になる経験が出来るからだ






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